小カブ日和。

濱くんが言っていた『登山』の意味。

あたしは、『カブで大台ケ原に行くこと』だと思っていました。
カブで山道ですよ、という意味で。
大台ケ原って、初めてで、どういうところか知らなかったし。

本当の意味をよく理解していなかったしっぺ返しが、ついに。

登山編、スタート！！！

とりあえず、カブを停めて、ひたすら空を見る３人。
すっごくいい天気＠真夜中。
流れ星に『金、かね、カネ！』と祈る、一番の若者。
を、横目に『みんなで無事帰れますように。』と祈る、最年長者。

駐車場には、ヒキガエルのちっさいのんがいて、テンションあっぷ。
なでなで♪♪
濱くん、カブ丸さん、ドン引き。
･･････････２人がいなかったら、もっと･････、や、なんでもないです。

というのは、さておき。
あっという間に、結露するメットやカブミラー。
本気で寒いのです！！！！
吐く息白い、ガタガタ震える、そんな７月下旬の関西。

山、ナメてました、その１。

でも一応上着持ってきてたし、すぐ着込む。
長袖３枚、半袖１枚、そんな７月下旬の深夜。

悲惨だったのは、カブ丸さん。
黒ツナギ、中は半袖、で終了な装備。

山、ナメてました、その２。

カブ丸さん「寒い、寒い、寒い、寒くないですか？」

そりゃ、寒いよ････････。

濱くんは慣れたモノで、長袖でトレッキングシューズで、あれ？
足元も、ガッチリしっかり、あれ？？

濱くん「じゃあ、登りましょうか。」

え、どこに？？
今ゴールしたじゃないですか、え？？

ここから、『登山』でした。
いやん、うそん。

足元、いつものコンバース。
いつものツー用ショルダーバッグ。

山、ナメてました、その３。
山というか、意味わかってなかった。
そう、登山ですか、はぁぁぁぁ･･････････。

３人で深夜の山道に入っていきました。
入り口にあった、『熊注意』の看板を見つつ。

道自体は、舗装っぽくされていて、迷うことはないのですが。
月明かりだけじゃ、谷底へ急降下です。
ライト持ってきてる２人、本当にありがとう！！！

途中、カブ丸さんが光る目を発見。
熊か、熊か？？！？！
鹿か、ほっ。

途中で、水を汲み忘れたので引き返す若者達。
おねーさんは、ここで待ってます、いってらっさい。

大台ケ原ドライブウェイで、雲の中をちょっと走ったからか。
来る前に雨降ってたみたいです。
でもどんどん晴れてきて、絶好の半月。

控えめに、歌ってみた。
ハレルヤ。

瀕死の２人が戻ってきました。
よーし、行こうか！！！！

そして登る。
黙々と登る。
頑張っても、会話が続かない、しんど････。

4：28、山頂、到着！！！！
朝日に間に合った！！！！！

展望台にも誰もいなくて、３人で貸切、わーーい♪♪

360°見渡せます。
ぐるり、山、山、山、雲、雲、山に、雲。

わ、わわわ、も、もしかして、濱先生。
これは、ひょっとしてひょっとしますか？！！？
めったに見れない、という、アレですか！！！！？

「誰だよー、日ごろの行いがいいのはー！！」

というあたしの発言に。
控えめながらも、しっかりと自己主張をする２人。
いや、たぶんきっと絶対にあたしのおかげ。










あのイルカは、この海から来たんだ。


不思議な雲。
珊瑚の都みたい。
雲の海の向こうの、幻の都。

カブ丸くん曰く。
「あっちが雲海、こっちが新海。」
だれがうまいこと（略）。

刻々と変化をする空と、雲海。
何枚撮っても足りないし、言葉でも、写真でも伝わらない。

すごい。

ゆっくりとスピードを上げて、朝になろうとする、空。
頭上には、まだ半月が夜の名残。

朝と、夜の、間。
空と、山の、間。

眼下に雲、目の高さに、朝日。


雲の海から上った、太陽。

おはよう。
みんな、おはよう。

十分に堪能して。
太陽ってあったけえな！！と感動して。

夜明けのコーヒータイムです。

こだわりの、苦労の、疲労の、１杯。

うまい。
うますぎる。

朝が、身体にじんわり染み込む。
次回はマイマグ持参で来よう。
紙カップじゃ、味気ないもんなぁ。

はぁー、おなかすいた。
おなかすいた、おなかすいた、おなかすいた。

おなかがぐうぐうなってました。
雰囲気、ぶち壊し。

でも、まあ、おなかすいた、ってことは、安心しきった、てことで。

コーヒー、おかわり！！！